金曜日, 1月 10, 2020

【2020年1月版】国産クラウド(IaaS)一覧

遂に、2020年代がやってきましたね!年月の流れるのはあっという間です。

昨年、以下の記事を公開しました。
【2019年1月版】国産クラウド(IaaS)一覧

2019年中もいくつか動きがあり、状況が少し変わってきていますので、2020年版として一覧を更新したいと思います。
なお、2019年中の国産クラウドに関する動きは、このブログでも少し取り上げています。
ガートナー「 日本におけるクラウドIaaSのマジック・クアドラント」2019年5月版
NTT Com「Cloudn」を2020年末に提供終了へ

リスト対象としているのは、IaaSのみです。また、各社が他のクラウド(AWSやAzureなど)を再販しているサービスについては、含めていません。
この一覧は国産クラウドの中でもガートナーに取り上げられるもの、よく目に付くものを取り上げています。全ての国産クラウドをリスト化しているものではない旨、ご了承ください。

【通信事業者系】
・NTT コミニュケーションズ
 Enterprise Cloud
・KDDI
 KDDI クラウドプラットフォームサービス
 BIGLOBEクラウドホスティング
・ソフトバンク
 ホワイトクラウド ASPIRE
・インターネットイニシアティブ
 IIJ GIOインフラストラクチャーP2

NTTコミニュケーションズのEnterprise Cloudは国産クラウドの中でもそれなりにシェアがあると思います。エンハンスやメジャークラウドとの連携も力を入れているようです。
KDDIのクラウドについては以前はよく利用ユーザに遭遇したのですが、最近減りましたね。
ソフトバンクの自社クラウドであるホワイトクラウドについては、ソフトバンク自体がGCPとかAlibaba Cloudに注力しているのであまり力を入れていないのかと思っていましたが、最近も結構競合するので、これはこれで力を入れているのかも知れません。

【国内SIer系】
・伊藤忠テクノソリューションズ
 CUVICmc2
・NEC
 NEC Cloud IaaS
・日立製作所
 エンタープライズクラウドサービス
・富士通
 FUJITSU Cloud Service for OSS
 FUJITSU Cloud Service for VMware
・富士通クラウドテクノロジーズ
 ニフクラ

この中でCTC、NEC、富士通のクラウドについては「 日本におけるクラウドIaaSのマジック・クアドラント」2019年5月版に登場してくるので、国産クラウドの代表格扱いですね。大手のユーザを抱えていると推測されますので、国産クラウドの中でも規模が大きいと推測されます。CUVICmc2はSAP基盤としての利用を押していますね。個人的にはニフクラのGUIが好きなので、頑張って頂きたいと思っています。

【データセンター事業者】
・さくらインターネット
 さくらのクラウド
・IDCフロンティア
 IDCFクラウド
・GMOクラウド
 GMOクラウド ALTUS アルタス

データセンター事業者のクラウドは、引き続き各社力を入れているように見えます。IDCFクラウドについてはソフトバンクグループ内でのテコ入れがそろそろ入るのかな、と思っていましたが、現時点では少なくとも外からは特に動きはなさそうです。

【その他】
・楽天
 楽天クラウド IaaS

昨年はネタとして取り上げた楽天クラウドですが、2019年にリニューアルされました。楽天モバイル(キャリアの方)の仮想化のノウハウを活用し、クラウドサービスを強化したようです。

【終了予定のサービス】
・NTT コミニュケーションズ
 Cloudn

Cloudnは2020年12月31日を持ってサービス終了となることが発表されています。詳細は本ブログ内のこちらの記事をご参照ください。

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