土曜日, 8月 01, 2020

Windows Server 2019 Workgroup環境でリモートデスクトップサーバを構築する

Windows Serverで2セッション以上リモートデスクトップ接続を行う場合、リモートデスクトップライセンスを購入し、Windows Serverに機能を追加、リモートデスクトップサーバにする必要があります。これは以前から変わらないですよね。

大規模なリモートデスクトップ環境であれば、機能を分けて、また複数のサーバに機能を分散させるため、ドメイン(Active Directory)環境に構築する必要があります。ただ、サーバ1台で済むような環境であれば、ワークグループ(Workgroup)で構築することも多いです。

ところが、Windows Server 2019からワークグループ環境でリモートデスクトップサービス(RDS)を構成すると、ライセンスのエラーメッセージが表示されます。 
リモートデスクトップ ライセンスの問題
リモート デスクトップ ライセンスに問題があるため、このセッションは 60 分後に切断されます。システム管理者に問い合わせて、この問題を修正してください。
これ、本当に60分で切断されます。

これを解決するにはもうドメイン環境を構築するしか方法がないのか、と思っていたら、グループポリシーの変更でこの問題を回避することができました。

グループポリシーエディタを開き(ファイル名を指定して実行で「gpedit.msc」と入力すると開きます)、コンピューターの構成>管理用テンプレート>Windows コンポーネント>リモート デスクトップ サービス>リモート デスクトップ セッション ホスト>ライセンスの順に展開し、「リモート デスクトップ ライセンス モードの設定」を開いて、設定を有効にし、モードを「接続デバイス数」に変更します。変更後、サーバを再起動すると、変更が反映されます。

実際にやってみましたが、これでエラーメッセージが表示されなくなりました。良かった。

こちらのサイトを参考にさせて頂きました。

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本記事は結構アクセス数があるのでもう少し正確な情報を記載すると、ライセンスが「接続デバイス数」であればワークグループでもリモートデスクトップサーバを構築可能なのですが、ライセンスが「接続ユーザー数」の場合はダメなようです。
諦めてドメインコントローラーを準備し、サーバーをActive Directoryに参加させる必要があります。なお、接続元(クライアント側)は参加する必要は有りません。

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