木曜日, 5月 28, 2020

ニフクラ 新しい増設ディスクをリリース

ニフクラがが新しい増設ディスクをリリースすると発表しました。


リリースされるのは「高速フラッシュドライブ」と「標準フラッシュドライブ」の2種類で、新しくリリースする、というよりも既存のディスクサービスの置き換えのようです。(本ラインナップリリース後、既存ラインナップは新規に配備できなくなる。)
プレスは出ましたが、実際に使えるようになるのは7月末のようです。

元々のニフクラのディスクのラインナップは以下の3つでした。
【従来の増設ディスク】
標準ディスク:2,000円/100GB/月
高速ディスク:5,000円/100GB/月
フラッシュドライブ:24,000円/100GB/月

それが、以下のように変わります。
【新たな増設ディスク】
標準フラッシュドライブ:1,500円/100GB/月
高速フラッシュドライブ:4,500円/100GB/月

性能がどこまで上がるかは分かりませんが、実質値下げですね。自分の予想では標準は性能があまり変わらず、高速は性能が上がると思います。高速フラッシュドライブは、フラッシュドライブの後継でもあるわけですからね。

値下げ幅についてですが、標準はまあ25%下がったので良いと思います。が、高速ディスクは10%しか下がっていません。正直まだまだ高いな、と思うとことです。感覚的には高速が3,000円/100GB/月くらいがバランスが良かったのではないでしょうか?

少し他のサービスと価格を比較してみます。
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【Enterprise Cloud(NTTコミュニケーションズ)】
データボリューム:1,300円/100GB/月
IO性能確保(2IOPS/GB):4,200円/100GB/月
IO性能確保(4IOPS/GB):7,000円/100GB/月
※ディスクサイズが大きくなるとディスカウントされる

【さくらのクラウド(さくらインターネット)】
標準プラン:2,200円/100GB/月
SSDプラン:3,850円/100GB/月

【Microsoft Azure】
Standard HDD:659.46円/128GB/月(5.15円/GB/月)
Standard SSD:1,075.20円/128GB/月(8.4円/GB/月)
Premium SSD:2,539.04円/128GB/月(19.84円/GB/月)
※Standard HDD、Standard SSDは更にトランザクション費用がかかる
※Premium SSDはディスクサイズが大きくなるとディスカウントされる
※東日本リージョンの価格

【AWS】
Cold HDD (sc1) ボリューム:330円/100GB/月
スループット最適化 HDD (st1) ボリューム:594円/100GB/月
汎用 SSD (gp2) ボリューム:1,320円/100GB/月
プロビジョンド IOPS SSD (io1) ボリューム:1,562円/100GB/月
※プロビジョンド IOPS SSD (io1) ボリュームは追加でIOに対するかかる(IOが多いと結構かかる)
※東京リージョンの価格
※1ドル110円で試算
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こうして比較してみると、国産クラウド同士で似たような価格設定になっていることが分かりますね。性能面の比較はできていないので価格だけの比較になってしまいますが。
一方、メジャークラウドは国産クラウドと比較すると価格が半分から3分の1程度になります。メジャークラウドの安価なディスクは本当に性能が悪いため、こちらも比較が難しいところではありますが、やはり価格インパクトはメジャークラウドの圧勝ですね。

さて、話が脱線しましたが、今回の話はニフクラの新しい増設ディスクです。実際に使えるようになるまでまだ暫く時間がかかりますが、オールフラッシュ化されるということで、どこまで性能が出るか今から楽しみです。価格も下がりますからね。

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