WinodwsOSをプロキシに利用すると、利用ユーザ数が増えたときに通信がうまくいかなくなる場合があります。ネットワークやサーバのハードスペック等々疑ってみるところはいくらでもありますが、Windowsは標準設定で利用できる一時接続用ポートの数が少ない(具体的には1025-5000番)ので、そこに原因があるかもしれません。
レジストリを変更することで、利用可能な一時接続用ポートを増やすことが可能です。
注)レジストリの変更に失敗するとシステムが正常に動作しなくなる可能性があります。自己責任でお願いします。
変更する値は「MaxUserPort」で、これは使用可能なポートの最大値を指定しています。以下の場所にいます。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet
¥Services¥Tcpip¥Parameters
以下の場所にいますと書きましたが、標準だといないので、作りましょう!
初期値は「5000」で、最大値「65534」までで適切な値を設定します。
上記設定を行ったら、もう1つレジストリの設定を行うことをお薦めします。値は「TcpTimedWaitDelay」で、「TIME_WAIT」ステータスの継続時間を設定しています。以下の場所にいます。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrectControlSet
¥services¥Tcpip¥Parameters
初期値は「240(秒)」で、トレンドマイクロのお薦めは「60(秒)」のようです。確かにプロキシとして利用しているならそのくらいが良いと思います。
そもそもプロキシにWindowsを使うのが悪いっていう話もあるのですが、そうも言っていられない場合が多いので、こんな設定があるって言うことを覚えておくと良いのではないでしょうか。
<参考>
Windows:OSが使用可能な通信ポート数の制限により、通信が困難になる問題 トレンドマイクロ
↑ InterScan VirusWallの話となっていますが、他のプロキシでも同様のことが言えると思います。
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