久しぶりの記事がすごいピンポイントな話で恐縮なのですが、最近CA arcserve Backup Disaster Recovery Optionにハマっていました。悪い意味で(笑)
最近Windowsのシステムバックアップというと、イメージバックアップソフト系を使うことが多いです。各製品ともちょっと癖があるものもありますが、基本的にシステムバックアップ、フルバックアップ、という点では昔ながらのDisaster Recovery Optionなどに比べると、かなり扱いやすいと思います。しかし、未だに要件などの諸事情でDisaster Recovery Optionを使うことがあるんですよね。昔から、あまり信用していない製品なんですけど。
今回ハマったのは、Windows Server 2008 R2環境でDisaster Recovery Optionを利用してシステム復元を行った際、OSが起動しない、という現象です。厄介なのが、バックアップ時もリストア時もエラーが一切発生しない、という点ですね。
この手の問題で有名昔私もハマったのが、レジストリのImagePathに/が入っているとエラーは発生しないが、システムファイルがバックアップできていない、という問題です。結局のところ、今回も原因はほぼ同じで、ImagePathに相対パスの指定が入っていることが原因で、一部のシステムファイルが取得できていませんでした。
マイクロソフトの技術文章にImagePathは絶対パスで指定すること、という記載があります。今回の場合、それに違反したため、System VSS Writerが一部のシステムファイルをバックアップ対象と認識せず、バックアップできていなかったようです。マイクロソフト社曰く、絶対パスで指定することが仕様なので、違反しないで下さい、ということらしいです。
この問題はCA arcserve Backupの問題というよりも、System VSS Writer関連の問題なので、System VSS Writerを利用するバックアップソフトであればどれでも発生します。なお、Windows Server Backupでも発生しました。そういった意味では、イメージバックアップソフト系の製品はシステムファイルを含めてブロック単位でバックアップしてしまうので、問題は発生しませんね。(実際発生しませんでした。)
やはり、システムバックアップはイメージバックアップソフトで取得すべきですね。そのほうが楽!
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