月曜日, 6月 16, 2008

NDRスパム

スパムメールを送る人々(スパマー)というのは、自分の送信したメールをターゲットに届けようと日々色々と工夫しているわけですが、その手口の中に「NDRスパム(Backscatter)」というものがあります。それほど目新しい手口ではないのですが、IT Proで記事があったのでご紹介します。
NDRスパムの配信に加担していませんか? IT Pro 2008年6月11日

NDRとNDRスパムについての説明は上記記事から抜粋します。
NDRとは?

 NDRは「Non Delivery Receipt(配信不能レポート)」の略語で,メール配信処理で何らかの問題が生じたことを送信者に伝えるため,インターネット上のメール転送エージェント(MTA)が自動的に送信者へ出すメールである。

 NDRは,配信状況通知(DSN:Delivery Status Notification)や単にバウンス(あて先不明)メールとも呼ばれる。

NDRスパムとは?

 NDRスパムは,実在するメール・アドレスが断りなくスパム・メールのFrom行に使われることで起きる。スパム・メールのあて先が存在しなかったり,受信者のメール・ボックスに空きがなかったりするとメール配信は失敗し,From行に記載されたアドレスの持ち主が出したメールでないにもかかわらず,そのアドレスにNDRが送られる。

 チャレンジ・レスポンス方式のスパム・フィルタリング・サービス,離席通知機能,自動返信機能などの応答メールを自動送信するシステムは,例外なくNDRスパムの配信に加担してしまう。
このスパムの大きな問題点は、このメール自体は正しいメールだということです。送信元は正規のMTAですからね。しかし、このスパムに対しても対抗策はあるようです。(詳しくは記事をご参照。)

それにしてもこのメール、先日私も目にする機会があったのですが、そのメールがスパムメールであることに気付くのに時間がかかりました。確かにターゲットの手元には届いていますが、そもそもの目的は達成しているのでしょうか?何かスパマー達も方向性を見失っている気がします。まあ、迷惑であることには変わりありませんけどね。

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