水曜日, 8月 30, 2023

HondaJetの出荷台数(2023年2Q実績)

 米航空機製造者協会(GAMA)より、2023年2Qの一般航空機の出荷台数が公開されました。一般航空機というのは、恐らく軍用など以外の民間用途、という意味でしょう。
ということで、我らがHondaJetの出荷台数を確認してみます。

ちなみに、2022年までのHondaJetの出荷台数は以下の記事に纏めています。

上記記事のポイントですが、2021年までは出荷台数が年間30台以上と順調に台数を伸ばしていましたが、2022年に年間の出荷台数が17台と少なくなってしまっていました。これは新モデル「HondaJet Elite II」の販売開始待ちではないか?と予想しましたが、どうでしょうか?

ということで、2023年のクォータ毎の出荷台数です。
2023年1Q:1台($6,950,000)
2023年2Q:9台($62,550,000)
上半期合計:10台

1Qは2022年から引き続き低い水準で1台ですが、2Qになり出荷台数が回復しています。1台あたりの金額は$6,950,000となりますので、出荷されている機体が全て最新モデルの「HondaJet Elite II」であることがわかります。

なお、Honda Jet(HA-420)が属するVery light jet(超軽量ジェット機)の他の機種の2023年上期の販売台数は以下のとおりです。
  • Citation M2:11台(1Q:5台、2Q:6台)
  • Phenom 100:3台(1Q:2台、2Q:1台)
  • Cirrus SF50:44台(1Q:18台、2Q:26台)
Cirrus SF50は少しジャンルが違う気がするので除くと、少なくとも2QについてはHondaJetが一番売れています。このままの勢いが続けは、2023年はHondaJetがVery light jetジャンルの出荷台数No.1を奪還できるかもしれません。Cirrus SF50などの単発エンジンの超軽量ジェット機を除くと、ですが。

ホンダは2028年、現在のHondaJetをより大型化したHondaJet 2600のリリースを計画しています。現在は1機種しか無いHondaJetですが、2600が提供されれば今後よりホンダの航空機事業が大きく拡大するでしょう。ホンダはeVTOLの開発も取り組んでいますし、今後が楽しみですね!

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