ちなみに、2022年までのHondaJetの出荷台数は以下の記事に纏めています。
ホンダジェットの販売台数推移 2023年5月1日
上記記事のポイントですが、2021年までは出荷台数が年間30台以上と順調に台数を伸ばしていましたが、2022年に年間の出荷台数が17台と少なくなってしまっていました。これは新モデル「HondaJet Elite II」の販売開始待ちではないか?と予想しました。
しかし、2023年度も四半期ごとの販売実績を見るとあまり伸びていない印象です。4Q含めた2023年実績はどうなったのでしょうか?
ということで、2023年のクォータ毎、及び合計の出荷台数、金額です。
2023年1Q:1台($6,950,000)
2023年2Q:9台($62,550,000)
2023年3Q:2台($13,900,000)
2023年4Q:10台($69,500,000)
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2023年合計:22台($152,900,000)
1台あたりの金額は$6,950,000となりますので、出荷されている機体が全て最新モデルの「HondaJet Elite II」ということになりますね。
初出荷からの出荷台数を一覧にすると、以下のとおりです。
2023年:22台(累計248台)
2022年:17台(累計226台)
2021年:37台(累計209台)
2020年:31台(累計172台)
2019年:36台(累計141台)
2018年:37台(累計105台)
2017年:43台(累計68台)
2016年:23台(累計25台)
2015年:2台(累計2台)
ようやく累計250台といったところでしょうか。
販売目標ラインは400〜500程度だと推測されますので、2020年代にはなんとか到達できるかな、といった感じでしょうか。
Honda Jet(HA-420)が属するVery light jet(超軽量ジェット機)の他の機種の2023年の販売台数は以下のとおりです。
- Citation M2:25台
- Phenom 100:11台
- Cirrus SF50:96台
毎回書いていますがCirrus SF50は単発ジェット機ですし、ちょっとカテゴリ違いなので実質的な強豪は上2機種になります。もう少しでCitation M2にも勝てそうでしたが、このカテゴリで負けられないという旧セスナの意地を感じます。
HondaJet については「HondaJet Elite II」を大型化した「HondaJet Echelon」(旧名:HondaJet 2600)を2028年から販売する計画です。
2024年半ばから初号機の製造開始(初飛行は2026年予定)となるので、こちらも楽しみですね!
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