木曜日, 11月 10, 2016

【クラウドサービス動向その4】Google Cloud Platform東京リージョン正式運用開始!

Google Cloud Platform(GCP)の東京リージョンが、2016年11月8日、遂に正式運用開始となったようです。これで、AWS、Azure、GCPの各サービスが国内リージョンを利用できるようになりました!

以前の記事で、VMwareと組んだAWS、元々オンプレにも強いAzureと比較するとGCPは差別化が難しいのではないか?ということを書きました。今回の正式リリースにあたり、AI周りの機能の違いを差別化ポイントとして提示しています。
 Google Cloudプレジデントのタリック・シャウカット氏は、「グーグルが検索やYouTubeなどの自社サービス向けに提供してきたのと同じコンピュータ性能とセキュリティ水準を日本から提供できる」と述べた。日本で先行するライバルの 「Amazon Web Services(AWS)」や「Microsoft Azure」に対する差異化のポイントとして、ビッグデータ・機械学習の扱いに長けている点を強調した。
 「我々は機械学習エンジンのTensorFlowを世に出し、グーグルのさまざまなサービスにも機械学習を適用してきた。細かな学習モデルのチューニングについて、他社にはないノウハウを持っている。CPUともGPUとも違う機械学習に適した独自チップ『TPU』の性能も提供できる」と同氏は述べた。

Google Cloud東京データセンターが始動、機械学習で差異化 ITPro 2016/11/08

確かに、Googleの高度なAI技術をサービスとして利用できることは、非常に魅力的な気がします。一方で、所謂SoRと呼ばれる従来型のシステムの配備するにはこれと言ったメリットがありません。やはり、新しいサービスなどを利用する場合に利用しよう!という使い方が多くなりそうな気がします。

個人的には翻訳サービスや音声のスクリプト化など、既に提供されている高度なサービスで新しいものを作っていく、ということに非常に魅力を感じます。後は、ユーザ側がどれだけついて行けるかですね。このあたり、フォローするためのパートナー制度などの拡充が国内では重要かと思います。

予告していたOracle Cloudの話ですが、一旦纏めるのをやめました。国内でのサービス提供が間近になったら、纏めたいと思います。

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