「犠牲者を“からかう”ウイルスは日本特有」、セキュリティ専門家 IT Pro 2008年2月12日
ウイルスを使った攻撃は、世界中のユーザーを狙ったグローバルなものから、特定の地域を狙ったローカルなものに移行しているという。例えば、日本を狙ったウイルス攻撃としては、「Winny(ウィニー)」などのファイル共有ソフトを狙ったものが挙げられる。まあ、そうでしょうね。世界規模の感染を狙うウイルスから、特定の地域や企業を狙った(所謂ターゲットアタック)にシフトしていることは近年言われ続けていることです。
そういったウイルスには、「感染パソコンのファイルを破壊するような凶悪な挙動を示すだけではなく、メッセージなどを表示して、感染パソコンのユーザーを からかうような特徴がある。こういったウイルスは、他の地域では見られない。日本特有のウイルス攻撃だ」(マーカス氏)。
Winnyなどでは、他人の著作物を勝手に公開するケースが後を絶たない。このため、感染ユーザーを著作権「違反者」と断定して、メッセージなどを表示す るウイルスもあるという。「例えば、『Winnyをやっている人なんて嫌い』といったメッセージや画像を表示し、著作権違反者をからかった上で、破壊活動 を行うウイルスが確認されている」(マーカス氏)。IT Proの記事には『Winnyをやっている人なんて嫌い』の画像もあります。確かに、これは日本独自ですね、良くも悪くも。まあ、ウイルスキラー2007 ドラえもん、ウイルスキラー2007 北斗の拳、ういるすきらぁ2007 ハローキティの逆バージョンみたいなものとの解釈しておきましょうか。ウイルスの方は著作権を無視していますけどね。
<参考>
「各国固有のウイルスがますます増加」、米マカフィーの研究者が警告 IT Pro 2008年2月12日
「今年末には日に750以上の新種マルウエアが作られるようになる」,米マカフィーのセキュリティ専門家が予測 IT Pro 2008年2月12日
「原田ウイルス」作成者逮捕 このブログ
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