水曜日, 1月 30, 2008

米有名サイトにアドウエアの広告

セキュリティベンダーの米サンベルトソフトウエアが、「有名なWebサイトでもアドウエアをインストールさせるような危険な広告が表示されている」として注意を呼びかけているそうです。また、例として「Snopes.com」という米国で有名な都市伝説を集めたWebサイトに、1年前から「Zango」と呼ばれるアドウエアの広告が表示されるようになっていると述べています。
米で有名な「都市伝説」サイトに「アドウエア」の広告 IT Pro 2008年1月29日

ユーザがこの広告をクリックすると、以下のようになるそうです。
ユーザーが同サイトにアクセスすると、「迷惑メールを遮断したいと思いませんか(Do you want to block Junk Emails)?」といったポップアップが表示される。 「はい(Yes)」を押すと、Zangoの配布サイトなどに誘導され、ダウンロードおよびインストールするよう促される。だまされてインストールすると、意図しないWebページや広告がWebブラウザーに表示されるようになる。
こういった広告、さらにはトラックバックや、コメントなどによるリンクは、時として悪意ある人々に利用され、サイトの管理者が知らないうちにサイトの訪問者に被害を発生させてしまうかもしれません。また、このような攻撃は、有名サイトや大規模な攻撃が行われれば何かおかしいと気づく人が出るかもしれませんが、今日多く行われつつあるターゲットを絞った形で行われた場合、誰にも気づかれることなく被害が増えていってしまうかもしれません。昨日の記事ではありませんが、こういった攻撃に対する対策というのも考える必要がありますね。とりあえずは、ユーザはサイトのブロック、管理者は信頼できる広告を使うとか、トラックバック、コメントに注意するとかでしょうか?大変そうですけどね。

まあ、今回の例ではサイトの管理者もアドウエア広告について把握していたのかもしれません。
この件について、同社スタッフは半年ほど前にSnopesに連絡したが、無視されたという。
サイト運営者としては、広告を掲載する際には注意したい。望ましくない広告を表示するようなことになれば、わずかな広告収入と引き換えに、今までに気付いた信用を失うことになる。一度失った信用を回復させることは容易ではない。
全くですね。

<参考>
トレンドと東大、「Webリンク構造の解析」の成果を発表 このブログ

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