木曜日, 11月 23, 2006

ユーザの操作を動画で保存しておく操作監視ツール

ユーザのクライアントでの操作を監視する製品というのは既にかなりの種類の製品が出てきているのですが、これらの製品の中には他の製品と異なる面白い機能を持ったものもあります。 その一つにエンカレッジ・テクノロジ株式会社ESS RECというものがあります。

このESS RECという製品ですが、私は実際触ったことも詳しい資料を読んだこともないので詳細についてはよく分かりませんが(申し訳ない)、どうやらクライアントでの操作を動画として保存しておくことが出来るそうです。動画として保存しておくことによって、ユーザがどのような操作をしたのかをより詳しく、より具体的に分かるようにするということが出来るということでしょう。

また、姉妹製品としてCitrix Presentation Server上で稼動するアプリケーションの操作記録が取れるESS REC for Citrix Presentation Server、リモート・メンテナンス操作記録が取れるRemote Access Auditorというものがあります。個人的にはこれらの姉妹製品の方がニーズがある気がします。

世の中にはユーザが特定の操作をしたときの画面をキャプチャをしたり、定期的に画面のキャプチャを行うといったトロイの木馬のような機能を持った製品も複数存在します。しかし、今回紹介した動画を取る製品も含めて、これらの製品には共通の問題点が2つあると思います。1つ目は取得したデータが大きいために大容量の記憶媒体が必要になってくるという点です。2つ目は画面、動画は人の目で見る必要があるために、記録したデータを監査するのに手間がかかってしまうという点です。

まあ、特定の箇所のみ(例えば経理部や重要なサーバのメンテナンスを行う部署のみ)こういった監査を行うようにするですとか、本当に問題が起きたときにはまずログから疑う範囲を限定し、その後画像、動画での監査を行う運用にするといった工夫をすれば良いと思いますけどね。運用でカバーするってやつですよ。

それにしても、自分がこういった製品で操作監視をされていると思うと緊張しますよね。ところが人間不思議なもので、慣れてくるとなんともなくなってしまうのです。だから監査のフィードバックが必要なのですが・・・。この続きはまたいつか。

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