米カリフォルニア州議会は8月29日(現地時間)、「Wi-Fi User Protection Bill」という法律を賛成多数で通過させた。同法律は「セキュリティ設定の行われていない無線LANは危険にさらされている」という警告を無線LAN機 器にラベルとして貼付し、その対策方法を指示することを義務づける。WEP暗号などを設定していない無線LANは外部の人間によるネットワークの無断借用 を許し、ときにはデータの盗み見やネットワークに侵入してのハッキングなど、ユーザーのデータやプライバシーを侵害する原因ともなる。同法律はユーザーに 対してこの問題を喚起し、プライバシー保護対策を推進するためのものだ。現在、カリフォルニア州知事のArnold Schwarzenegger氏の元へと渡っており、同氏がサインを行った段階で発動する。「セキュリティなしの無線LANは危険」、米加州でラベル貼付を義務付け MYCOMジャーナル 2006年8月31日
無線というのは目に見えないものですから、盗聴は容易です。したがって、無線LANのセキュリティ対策は必須なわけです。しかし、家庭や小さな事務所で無線LANを利用しているユーザはセキュリティ対策の必要性を認識していない、もしくは認識していても面倒なのでやっていないといったことが多いのではないでしょうか。
この法律は、少々やりすぎな気もしますが、無線LANのセキュリティ対策を一般のユーザにも広めるためにも必要だと思います。まあ、自分が売る側だったら嫌な法律ですけどね。
これは余談ですが、記事の中に「WEP暗号など・・」と書いてあります。しかし、無線LANの暗号にWEPを使うのは今の時代どうでしょうか。どうしてもWEPを使いたいのならば、接続先とVPNを張るなどの工夫が要りますよ。
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