金曜日, 1月 04, 2008

NFSを設定する

NFSってあまり使う機会はないかなと思っていたのですが、使う機会があったのでメモ。

NFSサーバの設定
1./etc/exportsファイルの編集
NFSでは共有許可をクライアントに対して行います。その設定は/etc/exportsファイルに対して以下のように行います。
ロケーション クライアント情報(option)

クライアント情報:
 クライアントホスト名 例) host1
 クライアントのIPアドレス 例) 192.168.1.20
 クライアントのネットワークアドレス 例) 192.168.1.0/255.255.255.0

option:
 ro/rw 読み出し許可(デフォルト)/読み書き許可
 root_aquash/no_root_aquash/all_squash
  クライアントからのrootからの特権を無効にする(デフォルト)/有効にする
  /全ユーザのアクセスを匿名アカウントに変換する
 anonuid=数値 匿名アカウントのUIDを指定する

例)
/tmp /host1(rw)

2.NSFサービスの起動
NFSを利用するためには、nfsとnfslockサービス2つが必要です。nfslockはデフォルトで起動するようになっていますが、nfsは起動していませんので、以下のコマンドを実行して起動させる必要があります。
#service nfs start

3.NFSサービスが自動的に起動するように設定
システム起動時に自動的にサービスが自動的に起動するようにするためには、以下のコマンドを実行します。
#chkconfig --level 35 nfs on

4.exportfsコマンド
NFSサーバの管理用にexportfsコマンドが用意されています。
#exportfs [option]

option:
 -v 現在のエクスポート情報を表示します。
 -a /etc/exportfsファイルの再読み込みを行います。
他にもオプションがありますが、詳細はこちらをご参照ください。

NFSクライアントの設定
1.一時的にマウントする
mountコマンドを利用して、一時的にマウントさせることができます。
#mount -t nfs [option] サーバ名:ロケーション マウントポイント

option:
 ro/rw 読み込みのみでマウント/読み書き可能でマウント(デフォルト)
 hard/soft NFSサーバが利用できなきなった場合に、NFS接続経由のファイルにアクセスするプログラムを停止して、サーバが復帰するのを待つ(デフォルト)/NFSサーバが利用できなくなった場合にエラーを報告する
 fg/bg 最初のNFSマウントの試行がタイムアウトになった場合、再試行をフォアグランドで行う(デフォルト)/バックグランドで行う
他にもオプションは色々あります。

例)
#mount -t nfs SV1:/tmp /home/user1/tmp

2./etc/fstabに登録
システム起動時に自動的にマウントしたい場合は、/etc/fstabに登録しておく必要があります。
書式は以下のとおりです。
サーバ名:ロケーション マウントポイント nfs option 0 0

例)
SV1:/tmp /home/user1/tmp nfs rw,bg 0 0

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