全ての通信を暗号化してしまうと、色々と良くないことがありますよね。例えば、最近はウイルス対策をエンドポイント(クライアント)だけでなく、ゲートウェイでも行うことが良いと言われており、実際ゲートウェイでのウイルス対策を行っている企業も増えてきています。しかし、HTTP通信であれば良いのですが、HTTPS通信で悪意のあるWebサイトにアクセスし、ウイルスの攻撃にあってしまった場合は、ゲートウェイは役に立ちません。
他にも、VPNで社内に接続する構成をとる場合や、暗号化されたデータをメールなどでやり取りする場合、はゲートウェイでのセキュリティ対策が有効でないことがあります。
と言うわけで、ネットワーク機器、セキュリティ製品、公開サーバを導入する場合は、事前によく構成を練る必要があるわけです。セキュリティ対策したつもりだったけど、実は意味がなくて被害を受けましたなんていったら、ノーガード戦法より悲しいですからね。
[セキュリティ編]すべての通信を暗号化してはいけない IT Pro 2008年1月11日
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