現在ベータ版が公開されている、Microsoftの次期ブラウザIE7はIE6に比べて様々な機能が追加されています。その機能の1つにフィッシング詐欺検出機能というものがあるのですが、これはフィッシングサイトにアクセスした場合に、現在アクセスしているサイトがフィッシングサイトだと教えてくれるものです。
Internet Explorer 7 のダウンロード マイクロソフト
私は、これは非常に便利な機能であり、多くのユーザを無用なトラブルから守ることができる機能だと思うのですが、フィッシングサイトの判断基準が気になるところです。マイクロソフトのウインドウズ開発部門のブログによると、ユーザが正当なサイトリストにないサイトに最初に訪れたときにマイクロソフトのデータベースに問い合わせに行き、そのサイトがフィッシングサイトかどうか確かめるとのことなのです。まあ、理解しやすい仕組みだとは思います。
IE7 - フィッシング詐欺検出機能 ウィンドウズ開発統括部 5月12日
しかし、現在このIE7のすばらしい機能の解説が載っているブログが、IE7にフィッシングサイトの疑いがあると判断されているらしいのです。自分たちで言っているのだから間違いないでしょう。
IE7 でフィッシングの疑いのあるサイトと警告されるが… ウィンドウズ開発統括部 6月19日
まあ、現時点ではベータですし、さらに身内なので笑って済ませるとは思うのですが、もし今後IE7が普及した時点で一般企業の正当なサイトがIE7にフィッシングサイトと判断される事態が起きたら大変なことになることは明らかです。通販のサイトなどがフィッシングの疑いをかけられてしまったら、営業停止になるのですから。その辺のことを考えてマイクロソフトには慎重にやっていただきたいと思います。まあ、損害賠償請求を受けるのはマイクロソフトなんですからね。
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