水曜日, 1月 22, 2025

2025年1月の主要ITセキュリティニュースまとめ

 2025年1月は、IT業界において複数の重要なセキュリティインシデントやシステム障害が報告されました。以下に主要な出来事をまとめます。

1. Microsoft製品の脆弱性対策

1月14日、Microsoftは月例のセキュリティ更新プログラムを公開し、159件の脆弱性に対処しました。特に、CVE-2025-21333、CVE-2025-21334、CVE-2025-21335の3件の脆弱性は既に悪用が確認されており、早急な更新が推奨されています。

2. 年末年始を狙ったDDoS攻撃の多発

2024年12月末から2025年1月2日にかけて、りそな銀行やみずほ銀行などの金融機関、さらに日本気象協会の「tenki.jp」などがDDoS攻撃を受け、サービスの停止や遅延が発生しました。年末年始のタイミングを狙った攻撃であり、各企業は対策の強化が求められています。

3. ガートナーが発表した2025年のセキュリティ課題

ガートナージャパンは1月8日、2025年に日本企業が取り組むべき12のセキュリティおよびプライバシーに関する重要論点を発表しました。AIの進化やグローバルな規制の変化を背景に、企業が直面するリスクと機会について包括的に捉えています。

4. JALのシステム障害

12月26日、日本航空(JAL)はDDoS攻撃を受け、手荷物の自動チェックイン機が一時的に使用不能となるシステム障害が発生しました。年末の混雑する時期に影響が出たことで、システムの堅牢性と迅速な対応の重要性が再認識されました。

これらの事象は、企業や組織が最新のセキュリティ情報を常に把握し、適切な対策を講じることの重要性を示しています。特に、脆弱性の早期修正やDDoS攻撃への備えなど、基本的なセキュリティ対策の徹底が求められています。

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