日曜日, 8月 13, 2006

シンクライアント環境用の操作監視製品が発売

今回もまた少し古いニュースになりますが、 ネットワールドとアイベクスがシンクライアント・ソフト「Citrix Presentation Server」(旧MetaFrame)の操作ログを取得して記録する運用管理ソフト「Meta Logger」の販売を開始しました。
ネットワールドとアイベクス、Citrixサーバによる サーバベースコンピューティング対応 端末操作記録ツールを発表 ネットワールド 2006年7月28日

今までMetaFrame対応のクライアント操作監視ソフトというのはあまりありませんでしたよね。私が知る限りでは、セキュリティプラットフォームDIGITAL GUARDIANといったところでしょうか。しかし、これらはクライアント側にソフトを入れなければならなかったと思います(間違えていたらすいません)。今回発表された「Meta Logger」というのはサーバ側にインストールすれば良いらしいので、管理が楽ですね。

現在、世の中に出回っているクライアントの操作監視製品のほとんどが通常のWindows OS環境用のものです。したがって、セキュリティ対策のためにシンクライアントにしたり、Mac OSに変えたりすると操作監視を行うことができなくなってしまい、逆にセキュリティレベルが落ちてしまうとも言うことができます。そんな中で、今回シンクライアント対応の製品が発売されたのは喜ばしいことではないでしょうか。売れるかどうかは分かりませんが・・・。

「Meta Logger」の機能についてですが、収集できるログは以下の6つだそうです。
  1. ファイル操作(開閉/保存)
  2. クリップボード
  3. アプリケーション稼働状況
  4. インターネット閲覧
  5. ファイル転送
  6. 印刷
今年中には電子メール送受信の履歴を管理できるようにする予定だそうです。まあ、メールに関してはそれ専用の製品を用意しても良いかな(むしろ、今後はそういう流れになるかな)と思いますけどね。

<参考>
Citrixシンクライアント環境でユーザーの操作を記録,内部統制セキュリティ・ソフトを出荷 IT Pro 2006年7月28日

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