昨年同様,日本を代表するセキュリティ技術者が講師陣に顔をそろえた。実行委員長はラック代表取締役の三輪信雄氏。独立行政法人情報処理推進機構の園田道 夫氏,NTTデータの宮本久仁男氏,テックスタイルの岡田良太郎氏,理化学研究所の渡辺勝弘氏,エネルギア・コミュニケーションズの濱本常義氏,NTT データ先端技術の根津研介氏,日本高信頼システムの田口裕也氏,ネットエージェントの伊原秀明氏,中央大学研究開発機構の塩月誠人氏,三井物産セキュア ディレクションの国分裕氏,吉田英二氏,サイボウズラボの竹迫良範氏,ラックの村上純一が講師として,第一線の現場で使われているセキュリティ技術を伝授 する。「これだけの講師陣をそろえたカリキュラムは,いくら費用をかけても他では実現できない」(実行委員長 三輪氏)。密度の高い講義を短期間で“叩き込む”。なんと豪華な講師陣でしょう!私が参加したいぐらいです。
挨拶に立った経済産業省 商務情報政策局情報処理振興課長 鍛冶 克彦氏は「日本を支えるのはIT産業であり,将来のIT産業を背負って立つのはここにいる参加者の皆さん」と期待を語った。昨年,一昨年のセキュリティ キャンプ参加者の中にはすでにセキュリティ関連企業に就職した卒業生もいる。卒業生によるインターネット上のコミュニティもできており,何人かはチュー ターとして今年のキャンプに参加している。こういったイベントに参加した学生たちが将来の日本のIT産業を背負っていくということでしょうか。このセキュリティキャンプに参加するには書類審査があり、今年は131名の応募の中から31名が選ばれたそうです。参加資格は22歳以下(昨年までは20歳以下)なのですが、昨年、一昨年は高校生が参加者の多数を占めていたようです。
私はこういったイベントを行うのも無駄ではない思うのですが、少数のエリートを作ってもなぁ、と思ってしまいます。特に情報セキュリティの技術というものは、多くの技術者が標準で持っているべき技術なのですから。
講師による実習では,セキュアなサーバー構築やネットワーク解析,マルウェアに感染してみる実習,カード番号が漏れたインシデントを想定した事故の解析 などが行われる。「昨年よりもさらに深くなっている」(三輪氏)。8月12日までの4日間には,セキュリティ企業の見学,検事の大橋充直氏による講義など が予定されている。最終日には,参加者が研究発表会でキャンプの成果を発表する。内容もかなり楽しそうですね。いいなぁ。参加者がうらやましい。
<参考>
学生に第一線の技術を叩き込む「セキュリティキャンプ2006」,経産省が開催 IT Pro 2006年8月8日
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